- 作者: 角川書店編集部
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店
- 発売日: 2015/02/12
- メディア: ムック
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あれのことをあれに例える(大事なとこなのでぼかしてお届け)ところがすごくすごくシゲらしいというか心に刻まれた一節でした。端的に詩的に表現できるところがすごいな。
全体の構成やテーマについては、シゲの客観的なものの見方が反映されていて着眼点が面白かった。いやほんとに、そうだよなぁ、そうだろなぁと思う。ネタバレしないようにしてて曖昧な言い方しかできないのがもどかしいですが笑
私には、「後味が悪い」とはちょっと違ったかも。ヒッとはなるけど、善人が翻弄されるわけではないからな。でも人をまっすぐに見れなくなる気はする、そういう意味では後味が悪いし後遺症がすごい。
話のテーマや構成はもとより、そのあとも考えさせられる、なにかを提起するインパクトのある作品だった。じわじわくる。