ロマンはどこだ?

そのとき思ったことをなかったことにしないために

『コンカツ?』石田衣良

コンカツ? (文春文庫)

コンカツ? (文春文庫)

いやほんとに私の中では「娼年」のゆったりした流れのイメージが強くてさ、石田衣良ってこんな俗っぽいん?!って驚いたね。面白かったよ。
今自分もやってる身としては、主人公の考えてること分かる分かる〜って感情移入しちゃうよ。的確だと思う。小説だからポンポンっと行くけど、私は小説ぐらいは夢見たいし、みんな幸せになる感じが良かった。
最近ツイッターで、死んだらどうせ一人なんだから生きてる間ぐらい人と関わるって話をしててさ。この小説読みながらそれを思い出してた。人と人がかかわることでうまれる化学変化ってやっぱりあるよね。
まあコンカツしてて結局そこかーーーいっていうのはあるけど。あと主人公たちの好みのタイプがたぶん一般女性と少しずれていて、それだったら絶対そんなに婚活に苦労しないと思うんだよね。まあ小説だからいいのです。