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ロマンはどこだ?

そのとき思ったことをなかったことにしないために

ネバーランドに咲いた「あやめ」の話(すごいネタばれ)

 4/12 福岡で見たのでちょっと修正

 

※すごいねたばれだから気をつけてくれよな!

あと、初日のあとシゲ担の友達とラム肉食べながらシゲソロについて話し合いをしたので、「友達」という単語がやたら出てて来ます。北海道のラム肉最高~~!

好きなとこを書きます。

 

1.はじまりかたが好き

ソロは、センステに横たわるシゲに照明があたるところから物語が始まる。

衣装は白の薄い布で、上下ともゆったりした感じ。上は緩いシャツのような、でも布がたくさんついてひらひらしてる。うっすらとあやめが印刷してあった。下はゆったりしたズボン。舞うたびにひらひらと布が揺れる。そして裸足。裸足、大事。

(4/12追記)どうやらボタンがついているみたいです。4/9福岡昼ではボタンが外れてておへそや乳首がちらちらしておりました。

「決して空想夢想のかなた いまだけはそばにいて」

は横向きのまま、囁くような低い声でだけどはっきりと。瞬間、世界に引き込まれる。

くるり、と仰向けになって

「街揺れる灯かり 時のまにまに」

モニターには真上からの映像で、 シゲが腕をまわす姿。時計かな?って思った。そして、天に腕を伸ばす。その指先の柔らかさ美しさ。

(4/12追記)真上からの映像ではなかった。天に腕を伸ばしたとき、柔らかく力強く動いたあとにぐっと握りしめるところが好き。モニターにシゲの指先しか映ってないの。すごい。

この腕を上げるところ、好きすぎてなんども自分の中で反芻してて「あれ、ほんとにあったっけ?」って不安になったんだけど、友達がやってたっていうからほんとにやってました。

「あぁあなたの歌声を~」

のフレーズで少しずつ起き上がっていく。一瞬うつぶせで前に肘をついた体勢になるんだけど、「修学旅行のに布団で恋バナしてるみたいでかわいい」と思ってしまった。

「やわらかな目をして」

の歌い方がとてもやわらかくて好き……

(4/12追記)途中で涅槃仏のポーズになるけどブッダとか神とかそういうところ意識しているのだろうか……最後、くるくると回ってあぐらのポーズになる。

 

2.誰かに振りむかされるような「キスしてよ」の振りつけが好き

「決して空想~」で、あぐらか片膝立ててるか(4/12 あぐらかな?)、は覚えてないんだけど、広いステージのまんなかで座ったまま、顔の周りで指先を動かす振りつけ。去年の「星の王子さま」の英語詞のところにイメージは近いんだけど、今年は片手で、あれよりももっと指先が柔らかく動いていて、人間が人間に触れるイメージなんだろうな、という印象。

顔を一瞬横にふったあと、自分の指先でそれをぐいっと正面に向かせるような動きをするんですね。友達との共通見解なんだけど、あれは「向き合えなくて目をそらしていたらだれかに手で(物理的に)振りむかされた」という意味なんだろうな。チャラく言うと顎くいってやつですけどそんな言葉つかっちゃいけないぐらい厳かで美しく、丁寧だった。

一人ダンス、一人芝居なんだけど、第三者を感じさせるような丁寧な振りつけ、たまらなくないですか!?いやたまんない。すごい感動してしまった。

ていうか「誰かに振りむかされている」っていうのがなんかもう、なんて言ったらいいかわからないんだけどたまんないんですよ……うう……つらい

この振りつけの話だけでも1000回ぐらいしたいほんとに。

 

3.「飛んでやらぁ」で飛ぶところが好き

歌詞になぞらえた振りつけがいくつかあって、「紙で切れた指先~」のところも白い布を持ったJr.が周りで踊っていたり、キスしてよでキスを感じさせたり。

1番好きなのは、「飛んでやらぁ」で一拍置いてジャンプするところですね。膝の曲げ方とか足の下ろし方とか、「とんっ」って効果音つけたくなるような柔らかい飛び方なんですよ。あんなシゲのジャンプ初めて見た。

 

4.虹を渡るところが好き

英語詞~最後まではほんとに好きしか詰まってなくて思い出すたびに泣きそうになる。
ステージ上にもともと装置としてクレーンが4本あるんですけど、そのうち2本が動いて、人が歩いて登れるぐらいの角度になって止まるんですね。
こんな感じ

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そこをシゲが、登って、クレーンをわたって別のクレーンに移って、またその坂道を下りていくんですよ。
このステージ構成と動き方、天才じゃないですか?!?!?!?!
これ坂道を登って降りているように見えたけど虹を渡っている意味だったのかな~。

(4/12追記)たぶん虹。理由は次の章で。
友達が「シゲ今年は自分で動いたね」みたいなこと言ってて笑った。ドリームキャッチャーは違うけど、ヴァンパイア、エスコート星の王子さま(机からおりるとこね)と「シゲソロ運ばれがち」だったのを今年は自分で登ってた。
ていうかクレーンとクレーンくっつけるって!すごい!なんなの!
私の中では長いこと秩父宮ヴァンパイアが不動の1位だったんですけどもうあやめがタイまで躍り出てしまったよ。

 

5.英語詞の鬼気迫る歌い方が好き
坂道を登る途中で、止まって、英語詞をうたうんですけど、ここも振付がすごく良くて。しげの歌い方の熱量もすごかった。水の演出は一切ないんだけど、雨に打たれながらも髪を振り乱して訴えかけているように見えた。
「knock knock open the door」
で、扉をガンガンと叩くような動きがあるんだけどここすごい好きなんですよ。何回でも真似してしまう。

(4/12追記)福岡で見てたら別に「ガンガン」って感じはしなかった。頭の中で再生しすぎてどんどん振りつけがオーバーになっている……まあガンガンって感じが間違いではないけど……思っていたよりはノックだった。
声の張り上げ方と相まって、ほんとに苦しげに切なげに歌うもんだから、こっちの胸が張り裂けそうになる。
英語詞は、もう最初から最後まで表情が苦しげで、全身全霊で伝えたい思いがあるのがわかって、それが全部こっちにまっすぐ伝わってくる。
手でハートマーク作って、そして静かにゆっくりと祈りのポーズ。

(4/12追記)ハートマークは、ノックの前だな。「cause I love you」のとこ。
この話も1000回ぐらいしたい。何回言っても飽きない……

 

6.クレーンを渡るところが好き。
英語詞の感情的なパフォーマンスから一転、音楽は静かになり、シゲは反対側のクレーンに足をかけて静止し、まっすぐ前を見据えて「消して嘘~」と静かに力強く強い瞳で歌い上げる。
この動と静の一瞬の切り替えに翻弄されて、だけど瞳の力強さに全然目が離せない。

まじで正面から見たら「ひっ」って息を飲むよ。ほんとに。

シゲの一連のパフォーマンスが誰かの心を歌っているのだとすると、その一瞬でその人が「強く」なったことが分かる。
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7.虹の旗をふるところが好き
大サビあと、反対側のクレーンに渡って、虹の旗を持ちながら坂道を下っていく。虹の旗は、7色で少しぼろぼろで、でもなんか強そうな生地で、ひらめく虹がきれいだった。

(4/12追記)見るとクレーンも虹色に光っている。「虹なのかな?」とか思ってたけどまんま虹だった。向こうからはっきり提示されてたわ。
坂道を下りていくシゲは少し表情が緩んでいて、笑っているようにも見えて、「受け入れる覚悟をした」ような表情に見えた。
そして歩きながら((4/12追記)走ってた。あと途中でジャンプした!!)センステに向かい、待っているJr.の真ん中に入り、「虹を歩いてく」と静かに歌い上げたあと、座るJr.の上を仰ぐように旗をぐるっと一周はためかせる。瞬間、明りが落ちて、物語がはっきりと終わったことが分かる。

(4/12追記)Jr.の子たちが最後、真ん中に立つシゲに手を伸ばしているという図がすごい。救いを求めているようだった。でもその図に説得力がある。シゲの堂々としたたたずまいが、救いを求める対象であることをはっきりと示している。
シゲソロの終わり方は毎回毎回好きだけど、今回も自分で幕引きするように美しく終わって、でも決して突き放すわけではなくて余韻もつながっていて。
物語が終わったんだ、と思ったら、なみだがとまらなかった。

 静かに生まれて、誰かに愛されて、その愛に苦しんで、それでもそれを乗り越えて、虹の橋を下りていく。

どこまでも見た人が想像、補完、深読みを拡げられるほどシンプルででも奥深くて。シゲという沼の深さよ……。

 

はじめてみたときは、一分たりとも見逃したくないと思って目を見開いていたけれど、シゲが振った旗で照明が消えたあと、泣いてしまった。

すごいものをこの目で見たこと、シゲの作った世界の美しさ、シゲの神々しさ、物語のもつ力。

それと、シゲがやりたいことが自信を持ってやれるだけの力をつけてここにいること。

でもやっぱり、パフォーマンスのすごさに心打たれたんだよね。今まで私がニウス関連で泣くのってやっぱり「つらい過去を乗り越えたことへの感動」が主だったんだけど、今回はだいぶぶん「シゲのパフォーマンスのすばらしさ」だった。そういう風にも泣かせてくれるシゲが、ニウスが、好きで、好きで居続けてよかったな~!!と思いました。

 

(4/12追記)ちなみに、振りつけはエアーマンさんだそう。でも「坂を登るのは俺が言った!」ってシゲが言ってました。