ロマンはどこだ?

そのとき思ったことをなかったことにしないために

4月27日からのこと

たいちくんとしげが好きな、一ファンの個人的な記録です。一般的な意見とは思いません。あまりにも二人に肩入れしているので。

 

感情を抑えきれずに泣いたり声を少し荒げたりする太一くん、優しいことをいうシゲ、極めて冷静に怒りを伝え「ありえない」という言葉の意味が一人歩きして行くリーダー。なにもいえないという松岡くん。またTOKIOのステージをやりたいという長瀬。

27日からいままで、いろいろなものを見ました。昨日ついにヤフコメに手を出しました。そういうものなんだな、と思いました。わたしが、あまりにまだ現実を受け入れきれていなかったことを知りました。

シゲがあのとき「率直に」と言ったので、わたしも率直にいまの気持ちを残しておきます。


会見の映像を見ました。わたしもシゲと同じように「情けない」と思いました。

昨日今日警察から取り調べを受けたわけではなく、3月末に警察から連絡があってそれから1ヶ月も経っているのに、どうして今泣くのだろう、と。こうなることはわかっていたでしょう、と思った。

なんでメンバーの名前を一人一人呼んだんだろう。相談も報告もしなかったのにね。

わたしがずっと見ていた山口くんではないひとがそこにいて、悲しかった。

未来の話をしたことについては、個人的には、よかったのかわるかったのかなんとも言えません。そう思ってるんだ、というぐらい。

示談が成立しているからもう彼の中で終わったことになったのかな。これからなのに。


27日、シゲはもちろんビビットのスタジオにいました。

太一くんは怒っていました。未来の話をする場所ではない、と。甘えた言葉を聞きたくなかった。

わたしはその言葉に、正直、息を飲みました。そこらへんでやっと事態の大きさが飲み込めてきました。

あの太一くんがメンバーに対してこんなことを言う、言わせてしまうぐらいのことなのだと。

真矢さんから見解を求められたシゲさんは、以下のようなことを言いました。

「山口くんは大好きな先輩だった。そんな先輩のあんな情けない姿は見たくなかった。昨日の太一くんにもあんな顔をさせて。なにやってるんすか…!という気持ち。反省してほしい、反省することを諦めないでほしい。だけど、被害者の親も、一人の男の人生を奪いたくはないと言っている。お酒に悩んでいる人はたくさんいる。戦って、その人たちの希望となれれば。僕はまた、強い山口くんが見たい。率直にそう思います。」

そのときのスタジオの話題は、テリーさんを中心として「復帰の是非」「復帰するためには」という話だったと思います。太一くんが冒頭で「未来の話をする場ではない」と言ったことから。

そういう意味で、シゲは「復帰の是非」を答えたのだと思います。

TOKIOの中でも、またステージがやりたいという長瀬と、未来の話をする場ではないといった太一くんがいて、まだ方向性が定まっていない状態で、シゲにあれ以上のことは無理だったと、わたしは思います。わたしはね。ファンじゃないひとが見たらどうなのかはわかんないです。

松岡くんが言っていたように、TOKIOメンバーはどんな厳しい対応も受け入れる態勢をとっていて、だから太一くんはテリーさんや堀尾さんの質問にも、多少感情的に反論しながらも答えていました。そんな姿を目にして、シゲは復帰は是というしかなかったと思います。

あんな泣きそうな顔をしている先輩を見て、解雇したほうがいいとか解散するべきだとか言えたかなあ。シゲはそのあともずっとその事務所で生きていくんですし。上層部が無期限謹慎の処分をしているいま、どうしようもなかったと思う。

シゲが本当のところどう思っているかはわからないけど、立場を考えて最大限立ち回った結果だとわたしは思っています。わたしは。

ただ、まあいろいろ読んでいて、被害者への言及が少ないのはそうかもしれないな……と思いました。太一くんは「強制わいせつ罪という罪の大きさから、あの場で未来を語ることは許されない」といい、シゲは「お酒の問題を乗り越えてほしい」という論点にはなっているので、語るレベルがずれてはいるんですね、たしかに。

ただ、それでも、わたしはあのときシゲがそう言ってくれたこと、嬉しいと率直に思ってしまいました。太一くんは山口くんを「憔悴していた」と言っていたけれど太一くんも憔悴が目に見えていて、ほんとうに辛そうだった。そこに、あのシゲの言葉。未来を語ることが許されないメンバーに対して、未来を語る後輩。ありがとう、って思った。TOKIOファンとして。

太一くんは、ほんとうはシゲになんて言って欲しかったかな。シゲは甘いことをいうって思ったかな。この先、どうなっても、どういう展開になったとしても、TOKIOがなくなっても解雇になっても、シゲのあの言葉が多少なりとも太一くんの支えになればいいなと、個人的には思っています。

太一くんは山口くんのこと「メンタルは強いと思っていた」「TOKIOというグループが今の彼の状態にさせたのだとしたら、メンバーとして向かい合わないといけないなとおもった」と言っていた。すごく悲しいな、と思った。

太一くんは山口くんをずっと「強い、かっこいい、すごい」って言って、言い続けて、その結果山口くんが弱さを吐露できなくなってしまったのだと判断しているのだとわたしは思っていて、だから「連帯責任」なんだろうな、と。

シゲのいう、「弱さを見せられる強さ」はなかったんだな。それも、TOKIOというグループが奪っていってしまったのだろうか。太一くんは「若い頃の山口に」と言っていたけど若い頃はそんなことなかったの?元からそういう人の可能性もあるのではと思っていて、それこそ太一くんがずっとほんとうの山口くん知らなかったんじゃないかなあ。でもリーダーが「筋を通す男だと思っていた」って思ってたから出会ったころはそうでもなかったのかなあ。

ビビットはすでに話題の方向性が山口くんと酒に向かっている感じがある。そこでいつも太一くんが被害者女性の話をして現実に戻される。そうだ、糾弾されるべきはそこだな、と。

 

28日、リーダーの番組を観ました。

「山口とは会ったけど、太一には謝っていたけれど僕は目を合わせなかった。呆れていました。戻ってくるなんて発言は、ありえない。被害者のことを考えたらそんなことを言えるはずもない」

わたしはこれを聞いて、半永久的に戻ってくる場所はないってことかとおもってたんですが、発言だけの否定という意見もツイッターでよく見かけて、本当のところはどうなのかな。

リーダーは多少の怒気は感じたけれど極めて冷静だった。冷静に怒っていた。リーダーはやっぱりリーダーだな。太一くんも言葉は強いけれどどこか寄り添う姿勢を見せているなか、リーダーが毅然としていることは、グループとしてほんとうによかったと、思う。

会見で急に名前を出してきたことの違和感も指摘してくれた。テレビを通していうのはずるい、と。そうだね、そうだよね。警察からメンバーへの口外は止められていたという報道も見かけたけれど、それでも報道直後にいくらでも言えたもんな。

太一くんとリーダーのスタンスが、態度は違えど、はっきりと同じで安心した。よかった。二人がこの態度でいるならば、間違った方向に進むことはきっとないだろう。

 

このさき、ほんとうにどうなるのかな。許されるならって、だれが許すんだろう。アンバサダーが継続しているいま、いますぐに解散とかはないんだろうけど。

いろいろ考えていたら、もういろいろなことが無理なのかもなと思った。デビュー曲も歌えなさそうだしな。Aメロもう無理じゃん……。

わたしはいまだに、会見の山口くんと今まで見てきた山口くんが全然結びつかなくて、でも徐々に現実味を帯びてきて、あ、ほんとに、無理かもな……と思うようになった。

いまは、彼が起こしたことに巻き込まれてるジャニーズメンバーが、少しでも不幸にならないでほしいと思ってる。TOKIOのメンバーもコメントしたひとたちも。

とくに音楽に関しては、たとえ長瀬が山口くん以外のベースを望んでなくても、長瀬の音楽の才能がこのまま披露されなくなるのは個人的には悲しいので、どんな形でも歌を歌って歌を作り続けてほしいし、リーダーのギターも太一くんや松岡くんの歌もまた聴きたい。

聴きたいけどなー。

これは個人的な気持ちで、どうすべき、ということは思いません。どうなっても、どんな未来もありうると思っています。

かなしいな。