ロマンはどこだ?

そのとき思ったことをなかったことにしないために

18→19 6→4

ツアー初日~~!!おめでとう~~!
初日行かないのLIVE!コン以来だからそわそわしちゃう。
 
さて、年始から2か月ほど放っておいた下書きをいい加減なんとかしないとな、と思った次第です。いまさらの話題で恐縮です。
 
 
さてさて。
件のLIVE!コンについて、当時の自分のツイートにも記録がないんだけど、東京ドーム初日、アンコールかなにかで山下くんがステージ上でひっくりかえって「終わるのやだ~」って駄々をこねていた記憶がある。
このエピソード検索しても全然他の人のツイートとかブログとかが引っかからなくて、いやこれもしかして夢だったかな?と私は不安に思い始めたが、まったく、そんなことはないのかどうかは分からないのですが、とりあえず夢ではなかったという前提で話を進めます。
そのコンサートから約1年後、山下くんと錦戸くんはニウスからの脱退を発表した。1番悲しかったのは、「二人はニウスが嫌いだったのか?」ということ。そんなことはないと信じたかった。私は、メンバーに担当グループのことを好きでいてほしかった。
そしてふとよぎったのが、その東京ドームでだだをこねた山下くんだった。そして初日比較的ご機嫌さんだった錦戸くん。
そうだ、あんなに楽しそうにコンサートをやっていたんだから、少なくとも、ずっと嫌いだったわけじゃない。
そう思えたのは本当に心強かった。その景色が、長らく私の支えだったし今でもそう。脱退したときから、ずっと。二人がニウスを嫌いになってやめたとは思ってないし、思いたくなくて、ニウスを好きだったエピソードを何度も何度も思い出しては自分に言い聞かせてた。それだけで強くなっていけると思った。終わりなき青春。
 
 そういうわけでずっとそれが支えになってるんだけど、もしこれが夢だとしたらめっっちゃ怖くない?白昼夢を私は信じ続けてここまで生きてきたのか。自給自足が出来てすごいな。えらい。
 
 で、2019年の初め。 
東京ドームの真ん中で寝転がって「やだやだ~(コンサート)終わりたくない~」って駄々をこねるシゲを見て、山下くんのことを想い出した。
 
東京ドームのステージ上で駄々こねる男っていうのはもう私のなかで山下智久しかいなかったんだけど、そこにあっさりと入ってきたシゲ。山下智久を彷彿とさせたシゲ。そしたらなんかもうすごいライブコンのこと思い出しちゃって、トロッコで回ってきたメンバーがファイティンマン歌うの聞いてたら泣きそうになったよ。亮ちゃんの誕生日に発売されてみんなで紹介押し付け合ってたファイティンマン。
 
そもそもエプコティアアンコール公演は京セラ→東京ドームというLIVE!コンを彷彿とさせる会場だった。
私が初めて行ったニウスコン、そして6人最後のニウスコンとなったライブコン。
まっすーは「4人で初めての京セラドーム」って嬉しそうに言って、シゲに「そりゃ泣いちゃうよね」と言われていた。泣いちゃうまっすーを見るシゲはいつも優しくて、そのまなざしが好きだなぁと思う。その優しい目が、優しく笑うシゲが、好き。
 
エプコティア東京公演後もしばらく6人のことを引きずっていて、ライブコン見たりしていたら楽しみにしていたRIDE ON TIMEが始まった。
1回目は味スタメインの話で、彼らを語るストーリーに「脱退」の物語はなかった。
そりゃそうだ。もう4人の時期が長いんだし、去年から今年にかけてはコンサートたくさんやったし、それだけで語ることがたくさんある。衣装も、ボイトレも、ナレーションも。もう、6人の話なんてする必要がない。今のニウスは「2人減った4人グループ」じゃなくて、「4人でニウス」だ。
 
自分のことを「勝手なオタクだな」と思った。2013年になってもファッション誌なんかのインタビューで尋ね続けられる「脱退」話に辟易していた時期もあった。だけど数年後、いざそういう話が全くでなくなるとそれはそれで寂しくなってしまう、驚いてしまう。そうか。これは4人の物語だ。ここからはもう4人の冒険なんだ。
こうしてほしいとかいつまでも引きずっていて欲しいとかそういう気持ちじゃなくて、「ああ、そうなんだ」という、気付き。ひらめき。そして納得。
そしてやっぱりちょっとさびしい。好きだったからさ、6人のニウスが。
コンサート真っ最中とか、アルバム聞いてるときとかコンサートDVD見てるときに人数のことなんてほっとんど意識しないのに、ライブの裏側になると途端にそわっとしてしまう。見るものがなかったときに延々と同じコンサートドキュメンタリー見てたからかねぇ。
そうだ、4人で生きているんだなって、当たり前なのに、知ってるのにね。
 
ROTの2回目冒頭は、シゲの小説にフォーカスがあたった。彼が書き始めた理由。ちらっと、「人数も多くて」と言及があった。そうだなぁ。書き始めた理由って、そうだったね。
関係ないんだな。関係ないことはないか?でも、書き始めてから出版が決まるまでの間で脱退が起きてるから、絡ませずに話すこともできるし、本当は絡んでなかったのかもしれないし。だけど、「間に合わなかった」って思ったシゲのこと、ときどき思い出しちゃうからさ。小説のきっかけと6人って、切っても切れないような気がしていたんだよね。
加藤シゲアキという作家は番組を持つまでになって、どんどん大きくなっていく。想像していなかった未来だ。
 
3回目最後のシーンで「アイドルやってる人間、みんな狂ってる」って言ったのがすごくシゲだなと思って、好きしかない。
親近感があってオタク気質でさ、人間臭くて、でも狂ってるんだよ。
アイドルセットどっかに置き忘れるようなことはもうなくて、もうアイドルセットなんて持ち運ばなくても、シゲ自身が紛れもなく心の底からアイドルだ。
いや、シゲは、成亮は、私が好きになったときからアイドルだったし、好きになる前からずっとずっと確かに、誰かの、みんなのアイドルだった。
シゲはずっと頑張ってたしたくさん考えてたと思う、それでも、やっぱりある時点からはっきり明確に変わったように見える。「アイドルセット取りに行く」なんて表現が似合わないのは、覚悟と開き直りと需要と、努力なんだろうな。
だからだいたいいつだって、今のシゲが1番好き。
 
彼らを語る物語に6人時代のことが出てこなくたって、まあちょっとさびしくなっちゃうけど、それでも今のシゲが1番好きだよ。
 
 
で。2月某日、少プレの司会がかわることが発表された。
少プレの話は前にもしたけど。

whereisromance.hatenablog.com

終わるまでに山下くんも出て欲しかったなと思ったけど、気付いたんですよ。出たら出たでなんだか微妙な空気になってしまうんだろうな、と。山下くんの名前が出ただけでびっみょ~~~~~な顔したシゲを見ていて容易に想像がつく。ので、知らぬが仏じゃないですけど、「出て欲しかったな」というぐらいで終わるのがちょうどいいのかもしれないですね。平和なのかもね。

いろんなことに心乱れて傷つくのはもう充分、充分やったので、ふわふわ想像して「いつかは、なんてね」、って笑っているぐらいが、オタクとして生きやすそうだなぁと最近は思っています。