ロマンはどこだ?

そのとき思ったことをなかったことにしないために

必要だった時間と、待てなかった人 (2016/06/15 少年倶楽部プレミアム)

少年倶楽部プレミアムに、関ジャニ∞が出ることが分かったのは先月のこと。

4月に出演したジャンプは選抜メンバーだったため、エイトも3~4人出演では?とささやかれ、とある一定数のファンが気にしていたのは、「亮ちゃんが出るのかどうか」ということ。

「共演なんて期待できない」って言う人が多かったけれど、私は、亮ちゃんが出ないとしてもそれは脱退が理由ではなくてたんなるスケジュール的なものが理由だろうと思っていた。だって、いっぷくで、まっすーと共演してるから。2年前に共演して、今共演出来ないわけがない。

なぜか今月はやたら情報が出るのが多くて、結局亮ちゃんが出ることが分かったのは2日前の月曜日のことだった。

「錦戸が語る増田の素顔」というあおりで亮ちゃんの出演が確定となった。

 

放送のこと

ふたを開けたら、エイトは7人全員出てきた。

「元同僚」と言われて苦笑いだか照れくさそうにだか、目を合わせられないと笑っている亮ちゃん。それを見て笑っているニウス。なんて平和な世界だろう。

まっすーが「僕昔から(本番でオーバーヒートする←なんだこれw)そうでしたよね?」って亮ちゃんに同意求めたところ、すごい!えらい!と思った。これ視聴者望んでたシーンだよ。

それで、「まっすーは頑固だった」って言われて、錦戸くんに自分の話されて、まっすーめっちゃ嬉しそうだったね~~~~すごいな~~~やっぱりまっすーは1回いっぷくで共演してるからそこらへんがするりといけたんですかね。見ていて微笑ましかった。

そのあとのから揚げトークも最高だったな~~。「亮ちゃん・錦戸くんから握りつぶされたものを渡されたことある」っていう慶ちゃん、てごちゃん、シゲ、「俺だけもらってない」っていうまっすー。かわいかった。

「錦戸くん怖かったから握りつぶされたから揚げも食べましたけど!!!」(意訳)

拗ねシゲ…………;;

 

亮ちゃんは昔っからちゃんとメンバーと距離近づけて、メンバーとコミュニケーション取って、ちゃんとやってきた人だったんだな。方法はわけわからんけど。笑

それに戸惑ったり、怖がったりしても、いまやこうやってやいのやいの言えるようになってる。このやいのやいのいう感じって、まだ6人だったころ、山下くんが「最近はてごしとまっすーが俺に文句言ってきたりして、良い感じだ(超意訳)」って言っていた雰囲気だと思う。

良い感じなんだよ、つまり、いま。

4人になってよかったとかじゃなくて、でも絶対6人でなきゃだめだったとかも決めつけられくて、これもう白黒はっきりつけられる問題じゃないんだけど、でも4人になったことは事実で。そうして道が分かれて、こうやって別グループとして番組に出て、でも当時のこと笑って話せるって、すごくいい関係性だ。胸がぎゅううってなって泣いた。

時間が、ゆるやかにいろんなこと、みんなの心を、ゆるゆると緩ませて、滑らかにしていった。はまらなかった歯車がするりとはまってそれぞれが交差しながら進んでいく。

こういう日が来るなんてなぁ。いつか来るのかなとは思っていたけれど。来たんだなぁ。すごいなぁ。

もう一人のメンバーのこと

でもさあ私はさあ、ニウスの山下くんがすごく好きで、シゲを好きになったきっかけの一つも「山下くんが誕生日祝った人、なにそれ、気になる」だったので、どうしても山下くんのこと切り離せないんだ。

あの、プレミアムの平和な空間、私がニウスを好きになった当時の6人のうち5人が集まって、わあわあ騒いでいるあの空間に、山下くんがいたら、私はもっともっと嬉しかった。それを想って、また泣いた。

私の、ニウス歴の原点の、6人が、見たい。

 

でももし山下くんが出演したら私の喜び以上に、興ざめするであろうひとがたくさんいることも分かる。

NEWSの番組に関ジャニ∞が来る。グループの番組にグループが来る。それだけで、脱退が致し方なかったものに見える。掛け持ちしていた当時の亮ちゃんは誰が見ても大変そうだったし、どっちかが動けばどっちかが動けないしで、うまくやっていきたかったけれど歪みは少しずつ見えていた。「だから脱退した」っていう理由が分かりやすい。

脱退した流れとしては「山下くんが先に脱退を言い出して、それに亮ちゃんも」っていうのが4人から語られているけど、それはそれとして、「脱退した理由」だけで考えてみれば亮ちゃんは明白で「しかたがなかった」って思ってしまうんだよ。

もしいろんな壁がなくなったとして、山下くんがこの番組に一人で来たとしてよ。グループと個人という画面を見たら、脱退した理由がなんかいまいちぴんとこなくて、「ニウスが嫌いになったのかな」ってなるじゃん、やっぱり。

亮ちゃんと山下くんは、立場が全然違う。

なんだかそれを改めて突き付けられた気がした。

 

そういう立場の違いをおいておいても、山下くんは、ニウスという存在を振り返るのが早かったよね。早すぎたよ。

数年経ってからこうやって番組で共演したらあのころを振り返って笑い合えたのにね。

脱退した翌年だったっけ?ニウスツアーより前に始まったコンサートで、ニウスを脱退した話に触れて自分に手紙を読んだ山下くん。そらニウスファン怒る人もいるよ。怒らなかったひともいるけど。

私はどっちだったかなあ。でも少なくとも、脱退したんだったらもっと誇り高くあってくれって思った覚えは、あるな。

ニウスがチャンカパーナを披露するよりも早く、山下くんが「チャンカ~」\ぱーな~/ってC&Rやったこともありましたね。さすがにあれはイラッとした。笑

思うようにいかなくて、でも一人で、いろいろ焦っていたんだと思う。ランキング1位も取れなかったし。だけどそれこそあのときはみんなナーバスだったから。

こうやって今笑い合っているニウスとエイトを見ていたら、山下くんも時間がある程度お互いの感傷を滑らかにしてからだったらもうちょっとやさしく見守れたのかなぁって思うよ。

山下くんは私たちと生きている時間が違うのかな?2,3年進んだ世界線で生きてるのかもしれないね。もうちょっとゆっくり歩いてくれていいんだよ。

 

番組を観終えて

私は、山下くんとニウスの共演が観たくて、今回のエイトの共演は「うらやましい」という感情がとても強かった。全然わくわくしてなくて、むしろその話ほんとにしたくなかった。イライラと同時に自分の心の狭さを見せつけられる感じがして……

でも、さっきプレミアム観終わったら、「私、亮ちゃんのこともすごく好きだったな~」と思い出しました。

初めて行ったニウスコンで機嫌よく楽しそうにしていた亮ちゃん。「シゲはうちの犬よりかわいいよ」って言い出す亮ちゃん。みんなに自分の手の油つけた食べ物を渡す亮ちゃん。面白いなあ。

番組観終わって、ようやくフラットな気持ちになれて、よかった。

ニウスに、少クラプレミアムの司会という仕事がきて本当に良かった。メンバーがそれぞれの時間を生きていることが、それなりに傷を負いながら笑って生きていることが、わたしを、ファンを、拾い上げていく。

だいぶゆるやかな気持ちになったので、私は過度な期待はしないで生きていきます。