5/9の公演を観に行きました
こういう……アニメや漫画、ゲームの原作の舞台化というものを初めて観たので、いったいどんなもんなんだろうとドキドキしていたのですが、正直、思った以上に良かった!!!
舞台っていうから歌わないかと思ったら最初と最後で歌っててびっくりした。
私は燭台切光忠というキャラがとても好きなのですが、俳優さんがだいぶ声優さんに似せた発声をしていたんですね。
「かっこよくいこう!」の「こう!」に力が入る部分とか、そういうところが本当にそっくりで、光忠の初めてのセリフで感極まって泣いてしまってびっくりした。
「光忠って現実にいたんだ~~~~~~!(´;ω;`)」ってとても興奮した。いやいないんだけど。でもいたんだよ?!すごく光忠だった。
原作の光忠って結構肉感的というか肉付きいい感じで、光忠役の東さんはそれよりかはすらっとしてらしたけれど、でも光忠だった。語彙はどっかいった。私はすらっとしてる人がとてもタイプだったので光忠がそういう俳優さんだったのが個人的にはラッキーというか嬉しかったw
背が高い人って少し猫背というか、頭がちょっと前にでる感じがあるけれど、なんかそういうところも含めて「好き……」って思った。
ストーリーも、2つほど絡み合って同時進行していたのですが、うまくまとまってたし良かったなぁ。ストーリーにも感動して泣いてしまった。
主軸となるストーリーは2つ。
①近侍を任された山姥切の成長
②織田組の織田信長の影響力の大きさへの葛藤と乗り越え
本能寺の変の歴史改変をとめにいく戦の中で①と②を描いている構成が面白かったし、うまく絡みあっていてよかった。
本丸での生活という部分が好きな審神者には①が琴線に触れるだろうし、歴史好きの審神者は②が面白いんじゃないかな。あの歴史的な出来事と時間遡行軍をそう結びつけるのか、という。
本能寺の変ってやはりドラマチックな史実だよな。たった1日で歴史の流れが大きく変わってそれに多くの刀剣がかかわるから、刀剣乱舞の舞台として描きやすいところなのだろう。炎という演出も使えるし。
ゲーム中のセリフもたくさん出てくるから、ゲームが好きという審神者にも面白い。
よく練られた構成、脚本だな~~と思いました。
信長のことが大好きな不動くんが、信長を殺しにいく光秀を殺そうとするとき、宗三に「ここで信長の物語を終わらせることが、信長が信長たるゆえんなんです」(こんな言い回しじゃないけど)というようなことを言われて、頭の中では納得したんだけど心がおいついていなくて、「うわあああああ」って叫ぶシーン。
ここの鬼気迫る感じが胸に来て涙が出た。
舞台でも映画でもなんか「うわああああ」って叫んで回りのもの壊しときゃストーリー進むだろうというシーンってあると思うんだけど、この部隊のこの迫真の叫びはそういうものを凌駕していた。叫ぶ理由が分かるんだ。
たぶんその前のシーンで、三日月とまんばくんが物が持つ感情、の話をしていたからよけいにすとんと納得したんだと思う。
山姥切「どうして物なのにこんなに感情に苦しめられるのか」
三日月「それは逆に俺たちが物だからではないか?美しいとか、綺麗とか、そういった目で人間から見られているからこそ、心を返すようになったのではないか」
刀という「モノ」が熱いほどの感情を持つ理由がわかりやすく説明されていた。
左文字3兄弟が出てたのは織田組として宗三を出すときに、引っ張られてキャストとして選ばれたのかなって思うんだけど、鶴丸と光忠はなんでだったのかな、こっちはこっちで長谷部に引っ張られてたのかな。
でも鶴丸と光忠がいると話しが進めやすいんだろうな~。光忠がいたらご飯とかおやつの話できるし、鶴丸は「驚き」というキャラの位置づけ上、だれかに提案をすることに違和感がない。
なんかさあ、ジャニーズアイドルで脱退していったグループじゃないんだけど、「光忠も鶴丸も好き!でもどうしてここに倶利伽羅くんがいないんだろう?!;;」って思ったよ……
次の刀ステは伊達組だったりしない?しないよねーーーーーーーーーーー><
そういや光忠が「伊達の刀」って言われてたの良かった♡
長谷部くんはほんとにいかにも長谷部!って感じで、主命主命うるさくて、よかった笑
信長公を嫌いなところも、だけどどこか嫌いになりきれないところも、人間臭くて好きだなぁ。
一期一振と鯰尾くんでの回想シーンの再現もよかったなぁ。こういうゲームとのリンクは「おっ!」となる。豊臣方、徳川方としての位置づけもあり、なるほどうまいことキャスティング(というのか)したなぁという感じ。
薬研くんと小夜すけ(by薬研くん)と不動くんは足がなまめかしくてありがとうございますって思った。
不動くんが薬研くんに「なんで畑当番なのに白衣なんだ?!」って言ってるの笑ったwちょっとメタ要素だよね?w
舞台 5/9 夜
— しー (@see_fandb) 2016年5月9日
光忠「今日のおやつは白米だよ!いつもはお米を研ぐときに右回りで研ぐんだけど今日は左回りに5回研いだんだ!水も、いつもは井戸水なんだけど今日はミネラルウォーターを使ったんだ!」
おやつのくだりが毎回違うらしいですね。
私が行った回は白米で、もっとパティシエっぽいものを想像してたから笑った。
でもねええ、「左回りなんだ!」「ミネラルウォーターなんだ!」って言ってる光忠がまじでこの世のものとは思えないほど可愛かったんだ(T_T)
舞台 5/9 夜
— しー (@see_fandb) 2016年5月9日
お米を改良して甘酒を作る光忠。甘酒につられてやってくるも長谷部に「馬当番だ!」と引っ張られる不動くん
鶴丸「あの馬なら光忠におんぶしてもらったほうが早そうだな!」
光忠「おっけー!」
鶴丸を背負い「よし、行こう!」とかけていく光忠……なにこれ…
ここもアドリブというか毎回違うらしいですね?
鶴丸さんをひょいっておんぶする光忠めっかわ……鶴丸さんも光忠もかわいい……。
光忠はストーリーの中でも小夜ちゃんをおんぶしたりしてて、なんかそういうキャラなんだなって思った。逆におんぶされることになったらとても慌てそうw
いや~なんか、当然すごく楽しみにはしてたんだけど、期待以上に完成度が高かったこと、光忠がかわいかったこと、大満足でした◎